MHN

MHN: NIOSH Lifting Equation (NLE)とISO 11228-1 (JIS Z8505-1) による荷物持ち上げ評価

手作業での荷物の上げ下ろしの荷物質量をNIOSHのLifting Equation (NLE) あるいはISO 11228-1:2021 (JIS Z8505-1) のLifting/Loweringで設計・評価するためのソフトです。

 手法自体の解説資料はこちらです。

 Web簡易版はこちらです。

ソフトダウンロードリンク(Windowsのみ対応)

ソフトの説明

更新履歴

2025-02-16
・readmeの文献のISO DIS対訳版をJIS Z8505-1:2021に差し替えた。
・CLI計算で、Lmaxが未入力あるいはLav>Lmaxの場合、Lmax=Lavとして計算するようにした。ISOではLmaxは使用せず、m=Lav=Lmaxとして扱っていたので変更はない。
・CLIの計算で、累積頻度による頻度乗数に差がない場合にもCLIが計算されるように修正した。従来は累積頻度の頻度乗数に差がない場合にそのタスクの影響が0になるので計算不能の扱いにしていた。
・画面右下に言語切替ボタンを追加し、表示言語を日本語と英語のいずれかに切替できるようにした。表示が日本語の場合は[EN]、英語の場合は[JP]のボタンが表示される。切り替え時にはソフトが再起動してデータは消えるので、保存すべきデータがあるときは設定変更前に必ずデータを保存すること。readmeの英語版も作成したが、メニューへのリンク追加はない。

2024-10-14
・コンター図中の各区分の中心位置での評価値を表示
・コンター図のRWLの凡例のバグを修正
2023-11-26
・タスク数制限が効かないバグを修正
2023-07-25 ver.0.3
・管理サイトをErgo4MFG.comに変更。
・ソフトのインストールフォルダを、従来のSeoLabからErgo4MFGに変更。
・ソフトのバージョン番号に日付を併記するように変更。
・コンパイラをVS2022に変更。バージョン番号も0.3に変更。
2022-01-16 ver.0.10
・初版リリース

文献

[1] Waters, TR., Putz-Anderson, V., Garg, A., Fine, LJ., ” Revised NIOSH lifting equation for design and evaluation of manual lifting tasks”, Ergonomics, 36, 7, pp.749-776, 1993.
[2] Waters, TR., Putz-Anderson, V., Garg, A., “Applications manual for the revised NIOSH lifting equation”, DHHS (NIOSH) Publication No. 94-110 (Revised 9/2021), DOI: https://doi.org/10.26616/NIOSHPUB94110revised092021:[1]の解説本。パブリックドメインで全文ダウンロード可。初版は1994年1月に発刊。2021年9月に改訂版が発刊された。初版が白黒のイメージスキャン版だったのがきれいなカラーの電子版PDFになった。作業時間の説明の訂正等があり。例題がインチ・ポンドのため、センチ・kgに換算しても計算誤差がでて多少違う値がでる(荷重定数LCの変換誤差のため、条件値の変換のみでは誤差が残る)。
[3] ISO, ISO 11228-1:2021 Ergonomics – Manual handling – Part 1: Lifting, lowering and carrying.
[4] JIS Z8505-1:2025, 人間工学-手作業による取扱い-第1部:持ち上げ,持ち下げ及び運搬, 日本規格協会, 2025.1.20:[3]のJIS版。
[5] Colombini, D., Occhipinti, E., Alvarez-Casado, A., Waters, TR., “Manual Lifting – A Guide to the Study of Simple and Complex Lifting Tasks”, CRC Press, 2012, ISBN 9781439856635:NLEとISOの解説本。両者が作られた経緯や計算法、解説など詳しい。ただしISO 11228-1に関しては、2003年の旧バージョンに基づいているので注意すること。